レディス専門講座!低用量ピルの基礎知識

低用量ピル~排卵日前のエストロゲンとゲスターゲン

低用量ピルには、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とゲスターゲン(黄体ホルモン)が含まれています。エストロゲンは排卵を促す働きがあり、ゲスターゲンは子宮内膜に働きかけて妊娠の準備をします。女性の身体の中では、生理の終りごろから排卵日前にかけてエストロゲンの分泌が多くなり、ゲスターゲンは排卵から次の生理にかけて分泌されます。これらの周期は、脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンですが、低用量ピルを服用すると、脳下垂体は体内に女性ホルモンが十分あると認識し、性腺刺激ホルモンの分泌を抑えます。その結果、排卵が抑えられるので避妊することができるという仕組みです。
日本で販売されている低用量ピルには、1相性と3相性の2種類あります。1相性は女性ホルモンの含有量が全て同じもので、3相性は自然のホルモンバランスに近くなるよう3段階に変化させたものです。ゲスターゲンのみ変化させるタイプと、不正出血を防ぐために排卵日前にエストロゲンが増加させるタイプなどがあります。
低用量ピルは、1週間ほどかけて排卵が起きない状態にしていきますので、初めて服用する場合は最初の1週間は他の避妊方法を併用する必要があります。これは、しばらく服用を休止していて再開した場合も同様です。低用量ピル服用時には、吐き気やだるさ、頭痛などの症状が現れる場合もありますが、服用を続けるうちに消えていきます。症状が強い場合には、体質に合わないことが考えられますので、医師の相談して種類を替えることをおすすめします。
生理不順の場合で次の生理を待たずに服用するには、前回の生理から20日以上たった時点から服用を開始します。排卵日前か後かが不明ですので、1シート目は生理を起こすためと考えて他の避妊方法を併用します。2シート目からは生理が規則正しくなり、避妊効果もあります。